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【神奈川】

「日韓の懸け橋に」親子の遺志継ぐ 新大久保死亡事故 留学生らを描く

「かけはし」の一場面((c)ミューズの里)

写真

◆26日・金沢区 ドキュメンタリー映画上映

 東京都新宿区のJR山手線新大久保駅で二〇〇一年一月、線路に転落した男性を救おうとして電車にはねられ命を落とした韓国人留学生李秀賢(イスヒョン)さん=当時(26)=をテーマにしたドキュメンタリー映画「かけはし」の上映会が二十六日、横浜市金沢区の金沢産業振興センターで開かれる。映画に出演した李さんの父盛大(ソンデ)さん(79)が三月に亡くなり、追悼の思いも込めた。 (加藤益丈)

 映画は「日韓の懸け橋になりたい」という李さんの遺志を継ぎ、日本に留学しているアジアの若者を支え続ける両親や、李さんと同じ思いを抱えて日本で学ぶ留学生の姿を描いている。韓国人大学生が李さんゆかりの地を巡る様子も追った。県内での上映会は初めて。

 最近、日韓関係は「過去最悪」と呼ばれるほど厳しい状況にある。しかし、今年の李さんの命日にあった集会で盛大さんは「こういう時こそ民間の交流が活発に行われ、心のつながりを大切にしてほしいと切に願っている」とのメッセージを寄せた。

 映画の統括プロデューサー中村里美さんは「李さんと盛大さんの姿を見てもらい、私たち一人一人が両国の懸け橋になれると伝えられれば」と話す。

 上映は午前十時、午後零時十五分、同二時半の三回。一、二回目の上映後と三回目の上映前、都内で二十四日に開かれる盛大さんをしのぶ会に出席するため来日する李さんの母辛潤賛(シンユンチャン)さん(69)があいさつする。入場料は千五百円。会場で主催団体の一つの会員になれば千円にする。問い合わせは実行委員会=電090(3497)6273=へ。

 

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