東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

箱根警戒レベル2「引き下げには1カ月かかる」 ジオパーク協議会 温地研所長が緊急報告

写真

 県温泉地学研究所の加藤照之所長=写真=は二十二日、小田原市で開かれた箱根ジオパーク推進協議会の総会で、「箱根山の火山性地震の頻度は減ってきたが、噴火警戒レベルの引き下げには一カ月はかかる」との見通しを示した。火山活動の活発化を受け、小田原市など県西地域の二市三町と関係団体でつくる協議会で、現状と展望を緊急報告した。

 加藤所長は「レベル2(火口周辺規制)を通常の1に引き下げるには、気象庁が計測する火山性地震の回数が三十日間で九回以下(一日当たり〇・三回)に沈静化しなければならない」と説明した。

 今回の地震の回数は、レベル2に上がった十九日は七十四回、二十日は四回、二十一日は二回、二十二日は午後六時現在で一回。落ち着きつつあるが、さらに減らなければ規制解除は難しい見通しだ。

 同庁によると、箱根火山は前回噴火警戒レベルが上がった二〇一五年五月、地震の回数が一日当たり四百回前後に急増。六月に入り十回以下に減ったものの、六月三十日に六百回以上に増え、ごく小規模な噴火をした。このため同庁は一七年六月、地震の回数を三十日単位で判断するレベル引き下げ基準を導入した。

 火山性地震が急激に増えることは「バースト現象」と呼ばれ、メカニズムはよく分かっていない。 (西岡聖雄)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報