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【神奈川】

飲食店で地震 その時どうする 27日 野毛で「夜の避難訓練」 

チラシを手にPRする水口さん=横浜市神奈川区で

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 外食中に地震が発生し、津波警報も出たとの想定で二十七日午後六〜八時、横浜市中区の野毛地区の飲食店で「夜の避難訓練」が行われる。「ワイン酒場COLTS」などを経営する水口憲治さん(51)は「夜の災害で停電したら真っ暗になり、怖さは何倍にもなる。客の避難も無事に完了させないといけない」と訓練の意義を語る。 (志村彰太)

 主催は、県内約十の飲食業者でつくる団体「かながわイレブン」。東日本大震災発生から間もない二〇一一年三月、被災地支援を目的に結成。同年は宮城県名取市で各店の商品を持ち寄って炊き出しをし、その後は横浜市中区で東北の名産品販売会を開くなどしてきた。メンバーの水口さんは「震災直後の自粛ムードと計画停電で営業するのが難しい中で、飲食店にできることを考えた」と振り返る。

 名取市の飲食店主らとは交流が続き、水口さんは昨年、同市の飲食店が客を交えて行った夜の避難訓練に参加。「飲食店にも防災計画はあるが、実際に機能するのか」と不安になった。従業員に避難誘導の仕方を覚えさせ、客も飲食中に被災する可能性があると認識する機会が必要と感じた。

 昨年十一月、中区の馬車道の店で関係者による訓練を試験実施。初めて一般客も参加する今回は、より飲食店が密集する野毛地区を会場にした。

 当日はCOLTS、「串揚げとワイン はち」「まるう商店さん」の三店で客が飲食しながら、「木造家屋にいる時に強い揺れが起こった」といった文がマークや数字などと共に書いてある「防災トランプ」に興じる。題目に沿って自らの考えと経験を他の客らに披露する。

 午後七時ごろ、地震が発生して停電し、津波警報が出たと想定。従業員の誘導で避難場所に設定した横浜にぎわい座に向かい、最後に反省会をする。

 主催者は「防災版ちょい飲み」と題して一般参加者百人を募集している。千円券三枚つづりのチケットを三店で購入してもらい、一枚につき酒一杯とつまみのセットを提供する。問い合わせは「はち」=電045(341)4004=へ。

 

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