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【神奈川】

鎌倉市に寄付「旧村上邸」 文化活動や企業研修に活用

緑豊かな旧村上邸の庭=いずれも鎌倉市で

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 鎌倉市の景観重要建築物「旧村上邸」(西御門二)が、市民の文化活動や企業研修の場「鎌倉みらいラボ」として活用されることになった。財政負担を減らして保存活用しようと、建物を所有する市が歴史的建造物で初めて、運営する民間事業者に貸す形式を導入した。

 自然の残る閑静な住宅街にある旧村上邸は、木造二階建て三百八十三平方メートルの主屋と、木造平屋の茶室から成る和風住宅で、一九三九(昭和十四)年以前に建てられた。主屋は能舞台も備える。九九年に市景観重要建築物に指定された。所有者の村上梅子さんは二〇一四年に亡くなり、土地と建物が一六年に市へ寄付された。

 市は外観保全などの保存活用方針を定め、公募型プロポーザル方式で事業主体を「エンジョイワークス」(鎌倉市)などに決定。国の「SDGs未来都市」の補助金を活用して耐震化するなどし、二〇二九年までの定期賃貸借契約を同社と結んだ。

 鎌倉みらいラボは、企業研修やセミナーを想定した全館利用のほか、会議室、能舞台、茶室を利用できる。六月中までの予約は全館(四時間)五万円、茶室(同)一万円など、通常より安いオープニング価格を設定している。

 村上さんのおい村上日出夫さん(75)=東京都三鷹市=は「市に寄付し、活用してほしいというのが故人の意向だった。若い人たちが文化を愛し、発展させていくことに一役買えたらうれしい」と話す。

 利用の問い合わせは、ホステル由比ガ浜=電0467(81)4242=へ。 (北爪三記)

主屋にある能舞台

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