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【神奈川】

初の「大規模救急出動」指令 川崎市消防局

救助の状況などについて会見で説明する川崎市消防局の馬場稔警防部長(右)ら=同市役所で

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 川崎市多摩区の児童らが襲われた事件で、市消防局は、大量のけが人などが出た際に限られる「大規模救急出動」を初めて指令した。これを受けて救急車や消防車など計二十八台が出動し、現場に救命用のテントを設営。けが人ごとに搬送の優先度を付ける「トリアージ」なども行った。

 市消防局によると、事件発生を警察からの連絡で知ったのは、二十八日午前七時四十四分。十分後の同五十四分には、多摩消防署の指揮隊が現場に到着した。複数のけが人が出ているのを隊員が確認し、同署が同五十六分、大規模救急出動を指令した。

 聖マリアンナ医科大病院と日本医科大武蔵小杉病院の災害派遣医療チーム(DMAT)も駆けつけ、トリアージにあたった。症状があまりに重く病院搬送の優先度を下げる「黒」は、大人と子どもの計二人。最優先で搬送する「赤」は四人だった。

 消防局は、一九八九年に住民三人と消防隊員三人が死亡した高津区蟹ケ谷の崖崩れ事故を契機に、大規模な救助活動が必要な場合の指令を定め、その後も見直しを重ねてきた。けが人十人以上の救急活動に対応する大規模救急出動は、二〇一六年三月に定めて以来初めてのことだった。同年七月に相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者十九人が殺害された事件を受け、訓練を強化したという。 (大平樹)

 

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