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【神奈川】

中原の地域史 こつこつ発掘 地元市民団体の3年間の集大成

「手作り地域史」を発行した中原地域フォーラム&シンポジウム実行委員長の野口さん=中原区で

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 わが町の歴史を学び、地域活性化の種をまきたいとの願いを込めて、川崎市中原区の市民団体が手作り地域史をまとめた。「中原の昔むかしから今、未来へ」と題して、次代に引き継いでいく決意も込めた。

 作成したのは、二〇一六年四月から三年間活動した「中原地域フォーラム&シンポジウム」。地域の歴史に詳しい専門家らが講演する「中原歴史シンポジウム」が一四年に終了し、それを惜しむ市民が集まって結成したという。

 実行委員長の野口英雄さん(76)は「地域の歴史を引き継ぐ受け皿が必要。今まさに刻まれつつある歴史、そこから未来へとつながる取り組みを目指した」と説明。郷土史だけでなく、さまざまな地域の課題にも光を当て、勉強会やまとめとなるシンポジウムを定期開催してきた。

 「むかし中原は桃の里だった」「丸子橋やや上流の多摩川河川敷に日本初のサーキット場ができた」「アミガサ事件(農民大陳情)の真実」…。これまでの郷土資料に載っていない内容もあったとして、「地域大発見!」と銘打って整理した。

 中原平和公園(木月住吉町)にも着目し、田園地帯から軍需工場へ、そして空襲被災、米軍接収など、この地が語る昭和史も紹介。武蔵小杉の高層マンション群での地域連携の実践にも言及している。

 冊子は八十八ページ。千円。問い合わせは野口さん=電044(766)1417=へ。 (石川修巳)

 

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