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【神奈川】

横浜市立小、教員55人不足 「児童支援専任」らが担任兼務

 横浜市立小の教員が、定数に対し五十五人不足していることが市教育委員会への取材で分かった。定数通りの教員が配置されなかった学校では、いじめなどに対応する「児童支援専任」や、音楽など特定の教科を教える「専科」の教員に担任を兼ねさせ、影響が出ないようにしている。

 これまでも年度途中に休職者や退職者が出て、後任が見つかるまで児童支援専任らが一時的に担任を兼ねることはあった。しかし、年度当初からこれだけの規模で教員が不足するのは同市では異例。

 正規教員試験の合格者から例年以上に辞退者が多かった上、任期一年の臨時的任用教員を十分に採用できなかったのが原因。本年度も途中で休職者や退職者が一定数出るとみられ、さらに厳しい事態が予想される。

 五月一日時点の小学校の教諭(養護教諭を含む)の定員は九千三十九人で、八千四十四人は正規教員を配置。残り九百九十五人を臨時的任用教員で補おうとしたところ九百四十人しか採用できず、五十五人不足した。

 いじめのほか、不登校や校内暴力など生徒指導を専門に行う児童支援専任は、横浜市教委が二〇一〇〜一四年度に配置を進めた。いじめ認知件数が増えるなど隠れたいじめの掘り起こしにつながったという。

 担任を兼ねさせると本来の役割を十分に果たせなかったり、負担が重くなりすぎたりする恐れがある。市教委教職員人事課は「本来の趣旨と違うのは事実。何とか教員の採用を進めたい」と話した。 (加藤益丈)

 

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