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【神奈川】

「黄金の声」仏女優のドレスなど100点紹介 箱根でサラ・ベルナールの世界展

サラ・ベルナールが着たドレスなどを展示する会場=箱根町で

写真

 箱根ラリック美術館(箱根町)は三十日まで、「サラ・ベルナールの世界展」を開催している。ベルナール(一八四四〜一九二三年)は、文豪ビクトル・ユゴーが「黄金の声」と称賛したフランスの女優で、大規模な企画展は国内初。 (西岡聖雄)

 父がおらず、里子に出されるなど不遇な生い立ちだったが、演劇を学び世界的スターになった。ブラジル公演中に痛めた右足を、十年後の七十一歳の時に切断しても舞台や映画に出演。どんな時も前向きに生きた女性だったという。

 テレビのない時代、いち早く広告の重要性に気付き、常に写真家を連れて自らを撮影させた。これらの写真や愛用ドレス、モットーの「それでもなお」とフランス語で刻んだ銀食器、舞台で身に着けたユリの冠、自作の彫刻や小説など約百点を展示。舞台の宝飾を手掛けた工芸作家ルネ・ラリックと、ポスターを描いた画家アルフォンス・ミュシャの作品も含まれる。

 この二人は、当時のアール・ヌーヴォー(新芸術)をけん引した。担当の林田早代さん(33)は「日本でも有名なラリックとミュシャは、無名時代にサラが見いだした。これまであまり取り上げられなかったサラをぜひ知ってほしい」と話す。入館料は大人千五百円など。問い合わせは美術館=電0460(84)2255=へ。

 

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