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【神奈川】

多摩線延伸、相模原駅までの整備容認 相模原市 全線は国基準満たさず

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 小田急多摩線の延伸構想で、相模原市は終点の唐木田駅(東京都多摩市)−JR横浜線相模原駅(相模原市中央区)間約五・八キロの先行整備を容認する方針を決めた。約三キロ先のJR相模線上溝駅(同)までの全線整備は、国の支援基準を満たさないとの試算が出たため。ただ、採算性の面などから小田急電鉄は延伸そのものに消極的とされ、実現できるかは不透明な情勢だ。

 延伸構想は、唐木田駅から中間駅、相模原駅を経て上溝駅に至る約八・八キロ。相模原市などが都心部へのアクセス性向上や地域振興を目的に、実現を主張してきた。二〇一四年に米軍相模総合補給廠の一部が返還されたことで敷設の見通しが立ち、一六年には国土交通相の諮問機関が意義ある事業と位置付けた。

 これを受け相模原、町田市や国、小田急などが関係者会議を設け、採算性などを検討した。三三年開業を想定し、全線を一括整備する際の概算建設費は千三百億円。黒字化に四十二年かかり、国の補助金支給対象の目安となる三十年を超えた。相模原までの先行整備は建設費八百七十億円、黒字化まで二十六年だった。関係者会議は今後、事業化に向けた具体的協議を始める。

 上溝地区は、一九五四年まで旧相模原町役場が置かれるなどした歴史がある。周辺自治会などでつくる小田急多摩線延伸促進協議会の成川猛会長(74)は「地域の将来の発展を考え、上溝までの延伸が長年の希望だったので残念な思いはある」と述べた。 (曽田晋太郎)

 

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