東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

川崎市ゆかりの絵本作家・故かこさとしさん 300点集めた「全点フェア」

かこさんの絵本のうち、現在取り寄せできるすべての作品を集めた北野書店の「全点フェア」=川崎市幸区で

写真

 川崎市幸区ゆかりの絵本作家で、昨年5月に亡くなったかこさとしさんの作品約300点を販売する「全点フェア」が、幸区新塚越の北野書店本店で開かれている。7月15日まで。絶版になったものを除き、取り寄せ可能な作品をすべてそろえたという。 (石川修巳)

 かこさんは空襲の爪痕が残る一九五〇年代、幸区内を拠点に子どもの教育を支援する社会事業に参加。遊ぶ場所も道具もない子どもたちに紙芝居を作ったり、作文や絵を教えたりしたという。生前には「子どもたちがいろいろなことを教えてくれた。子どもが生きる原動力になった」と述懐していた。

 世代を超えて読み継がれている「からすのパンやさん」や「だるまちゃん」シリーズも、そうした子どもたちとの触れ合いが創作の原点になったという。

 北野書店の北野嘉信社長は「かこ先生の作品はここ川崎から生まれた地域の遺産であり、宝であり、誇りです。作品に出合って、本の力を感じてほしい」と話している。

 二十、二十一の両日は、JR南武線武蔵中原駅近くの市総合福祉センター(エポックなかはら)で、「かこさとし展−川崎(ここ)から」を開催。入場無料で、絵本の複製原画などを展示する。

 かこさんの作品を含め、小中学校の図書室や公共図書館向けに約一万二千冊を集めた「川崎市学校図書展示会」も同時開催する。

 問い合わせは、北野書店=電044(511)5491=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報