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【神奈川】

噴火警戒レベルの条件とは? 休館中の「箱根ジオミュージアム」 職員があす、出張解説

ビジターセンターに設けられたサテライト展示コーナー=箱根町で

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 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)の区域内にあり休館中の「箱根ジオミュージアム」(箱根町)は、町内と周辺地域の七カ所で、火山学習パネルなどを紹介するサテライト展示を始めた。その一つ、箱根ビジターセンター(同)で二十二日、職員が出張解説する。その後も主な会場で開きたいという。

 二〇一五年に火山活動が活発化し、一年三カ月休館した時も実施した。今回は箱根火山の紹介に加え、噴火警戒レベルの引き上げと引き下げの条件を紹介。館内から持ち出した硫黄の標本や各種模型も分散して公開している。

 センターには、火山ガスから温泉を製造する蒸気井(じょうきせい)の仕組みが分かる模型(高さ二メートル)を展示した。一五年五月の火山活動は、蒸気井から勢い良く蒸気が出る暴噴から始まった。全国に映像が流れ、噴火と混同されて風評被害の一因になった。

 実際の噴火は翌月末に起き、人頭大の噴石が三十メートル飛散した。普段から蒸気を出す蒸気井を正しく理解してもらおうと、職員がキッチン用品などを使って数万円の材料費で模型を制作。多様な成分を含む火山ガスに水を吹き掛けて温泉を造り、余分な蒸気を放出する蒸気井の仕組みがよく分かる。

 出張解説は入場無料で、県立生命の星・地球博物館を定年退職した元研究員の笠間友博さん(60)が担当。人の集まり具合に応じて随時実施し、持ち込んだ顕微鏡で火山灰を観察してもらう。職員三人、アルバイト四人の体制だったジオミュージアムは休館に伴い、受付係など業務がなくなったアルバイト三人を解雇した。展示の問い合わせは町観光課=電0460(85)7410=へ。(西岡聖雄)

 

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