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【神奈川】

<かながわ未来人>使い捨てプラスチックなくす活動 NPO理事長・小島政行(こじま・まさゆき)さん(70)

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 理事長を務めるNPO法人「プラスチックフリージャパン」(鎌倉市)で、使い捨てプラスチックをなくそうとセミナーの開催やステンレス製ストローの販売などに取り組む。昨年三月には、一般社団法人「SDGs活動支援センター」も立ち上げた。

 SDGsは、貧困・飢餓の廃絶や気候変動対策など二〇三〇年までに国際社会が達成すべき十七分野の行動数値目標。関係者に呼び掛けて昨年六月、湘南地域での取り組みを考えるフォーラムを開き、具体的な動きにつなげてきた。

 一つは、世界に目を向けられる人づくりを目指して、同十一月に鎌倉市で開講した「SDGsみらい塾」。中学生から八十代まで約四十人が毎月、十七分野を順番に学んでいる。七月に第一期が終了し、八月から第二期に入る。

 もう一つは、葉山町のNPOに呼び掛けて三月に始まった「葉山SDGsカフェ」。月に一回、日曜に開催する学びの場には、町内外から十数人が集まる。「SDGsに関わる人を安定的に育成する事業化が見えてきた」とこの一年を振り返る。

 活動のきっかけは、世界の貧困問題だった。時計メーカーで技術者として働いた後、四十歳で独立。ソフトウエア関連会社を立ち上げた。米国の会員制交流サイト(SNS)のソフトウエアを日本で販売するなど、多忙を極めた時期もあったが、次第に、貧しさから子どもの命が失われている世界の現実に目が向いた。

 「貧困は、貧しい側に問題があるのではなく、一部の富裕層のしわ寄せ。物を使い捨てる経済政策もその一つで、代表的なのがプラスチックだと思うんです」。海洋汚染にもつながる使い捨てプラスチックをやめ、安全な世界をつくろうという目標は、SDGsにも合致する。

 子どもたちと一緒に地球環境を考えようと、今月三十日から初のイベント「アースデイ鎌倉」を開く。親子で参加できるワークショップを用意し、マイボトルを使えるウオーターサーバーを会場に設置する。

 現在、「五合目を過ぎたくらい」と自己評価する活動をこれからも進めていく。「地道に実践するNPOがもっと育つべきだと思っている。私のライフワークですね」(北爪三記)

<アースデイ鎌倉> 30日、7月6、7、14日、鎌倉駅西口のノア鎌倉ビルなど。SDGsや海のプラスチック汚染のセミナーをはじめ、貝や樹脂を使ったワークショップなどがある。問い合わせはSDGs活動支援センター=電0467(53)9309=へ。

 

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