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【神奈川】

憲法の大切さ学ぶボードゲーム 子どもたちが体験 弁護士ら企画、秋の発売目指す

憲法をテーマにしたボードゲームをする児童たち=いずれも幸区で

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 遊びながら憲法の大切さを学べるボードゲームの試作品を使ったモデル授業が二十五日、川崎市幸区の市立東小倉小学校の体育館で行われた。ゲームは、全国組織の「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか)のメンバーらが企画し、秋の発売を目指している。 (小形佳奈)

 悪い魔法使いによって憲法の理念が失われ、北は網走から南は沖縄まで十二都市が、憲法の条文に関連した「不幸」に襲われてしまった。みんなで協力して各都市を救い、憲法を取り戻そう−。

 こんな設定のゲームに、同小の六年生八十三人が挑戦。三、四人ずつのグループに分かれ、日本地図が描かれた台紙(A3サイズ)を囲んだ。

 順番にサイコロを振ったり、カードを引いたりしてゲームを進める。各都市に「テレビは一つのチャンネルしか見られません」「結婚相手はくじ引きで決まります」といった、憲法の理念に反する不幸のカードがたまると都市が滅びてしまう。子どもたちは、不幸のカードを引くと「最悪じゃん」「わけわかんない」などと嘆いた。

 「都市滅亡」を防ぐには協力して「バリアー」を張らなければならない。バリアー完成は、憲法の理念に基づいた暮らしが戻ってくることを意味し、これができると、「もう戦争しません」(九条)、「結婚は二人で決めればいい」(二四条)といった成功カードをみんなで読み上げた。

 児童は社会科で憲法の三原則などを学んできた。ゲームを終えた黒須柚稀さん(12)は「楽しかった。憲法がなかったらどうなるのかが分かった」と話した。

 ボードゲームは、あすわかメンバーで市内在住の武井由起子弁護士(51)が、子どもにも分かりやすく条文の意味や役割を学んでもらおうと、まちづくりコンサルタント安藤哲也さん(36)=幸区=に協力を依頼して開発。来月一日までクラウドファンディングで製作資金を集めている。詳細は「憲法ボードゲーム」のフェイスブックで。

ボードゲームの見本

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