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【神奈川】

登戸殺傷事件1カ月「通常の生活戻りつつある」 カリタス学園事務局長 不安訴える子どもも

学校の現状に関して語るカリタス学園法人本部の高松事務局長=多摩区で

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 川崎市多摩区で先月起きた殺傷事件を受け、被害児童が通っていた私立カリタス小学校を運営するカリタス学園法人本部の高松広明事務局長が二十七日、報道陣の取材に応じ「全体としては通常の学校生活に戻りつつある」と説明。ただ、「後ろから人が来る気がする」といった不安の訴えもあり、「心の傷を埋めるのは時間がかかるのではないか」とも語った。主なやりとりは次の通り。 (石川修巳)

 −事件から一カ月。子どもたちの現状は。

 全体としては落ち着いてきている。通常の学校生活に戻りつつある中で、ストレス反応も徐々に落ち着いてきている、と心理カウンセラーから報告を受けている。

 落ち着いてきている事実はあるけども、「夜、夢を見る」「後ろから人が来るような気がする」といった症状をカウンセラーに訴える子もいる。表面は落ち着いていても、心理的には傷があって、それを埋めるのは時間がかかるのではないか。

 −心のケアに関する態勢は。

 川崎市から派遣された方を含めて、最低でも二人のカウンセラーが常駐している。児童全員に面談を実施しており、今週中には終えるめどがつく。ほかに、授業に出るのがつらいという児童がいたら、安心して休める休憩スペースも学校内に設けて、カウンセラーや教員が寄り添って話を聞く形にしている。

 −通学時の安全確保は。

 警備員を常時五人配置している。事件前は二人だったけれども、当面変えるつもりはない。登校ルートは、有償でチャーターした市バスを登戸駅と学園間で計六便運行しているほか、中野島駅からの徒歩、自家用車による送迎の三つがある。家庭の事情や児童の様子を勘案しながら使い分けていて、問題なくここまでやってきた。

 −スクールバスは今後、どう運行するか。

 安定的な登下校手段の確保が喫緊の課題。学園所有のバスを運行再開するか、乗り場をどこにするのかなど、二学期以降はいろいろな選択肢を検討している。従来のバス乗り場はもう使いません。

 

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