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【神奈川】

市民の歌、オルゴールに 思い出の旋律を繰り返し聴いて

「好きですかわさき愛の街」をオルゴールにした大西家具店の大西さん(右)と高橋さん=川崎区で

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 ごみ収集車のメロディーなどに使われ、地元への愛着を育む旋律として浸透している川崎市民の歌「好きです かわさき 愛の街」。川崎市川崎区の家具販売店が、この曲をオルゴールとして商品化した。きっかけは、転勤のため川崎を離れる若い夫婦から寄せられたある願いだった。 (石川修巳)

◆転勤で離れる夫婦の願いきっかけ 家具販売店が商品化

 市民の歌をオルゴールにしたのは、川崎区新川通の大西家具店。手のひらに載るコンパクトサイズで、演奏は二十四秒間。オルゴール用に編曲する専門家と相談して、曲のうち最も印象的な後半部分を二回繰り返す内容にした。ねじのト音記号がチャームポイントだ。

 今年二月に販売を始めると、「反響は予想以上。問い合わせが多く、川崎から引っ越す同僚にプレゼントしたいと購入する方も。この曲には、川崎への愛着を思い出させる力があるんでしょうね」と店主の大西直治(なおじ)さん(71)。

 「収集車から流れてくる曲のオルゴールはありませんか」。木製家具とともに、オルゴールを取り扱うこの家具店に約五年前、神戸への転勤を控えた夫婦が訪れ、そう尋ねたという。「好きな曲だから、川崎の思い出にしたくて」とも。

 大西さんはその出会いをきっかけに著作権などを調べ、商品化を決意。ようやく販売にこぎつけ、「夫婦の連絡先は分からない。けれども、いつか伝えられたらうれしい」と語る。木製家具の上に置くと、共鳴して柔らかい音になり、お勧めという。

 「好きです かわさき 愛の街」は一九八四年、市制六十周年を記念して制作された。今年の七月一日で市制九十五周年。オルゴールを担当する同店の高橋杏奈さん(33)は「市民にとって、なじみ深い曲なんだと再認識できました」と話している。

 オルゴールは一台二千五百円。音色は「音楽のまち・かわさき」のYouTubeチャンネルでも聞くことができる。問い合わせは大西家具店=電044(211)0024=へ。

市制60周年を記念した川崎市民の歌を編曲し、商品化されたオルゴール

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