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【神奈川】

車いすで由比ガ浜満喫 海の家とトイレ往来しやすく

水陸両用車椅子への乗り換えを支援するデモンストレーション=いずれも鎌倉市で

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 鎌倉市の由比ガ浜海水浴場で、バリアフリーの取り組みが進んでいる。車椅子利用者を含め誰もが楽しめる環境にと、今夏は海の家やトイレをつなぐ木材の通路を設置したほか、波打ち際まで続くマットを敷設し、土日祝日は水陸両用車椅子の貸出時に介助員を配置する。関係者は「由比ガ浜の海を楽しんでもらえたら」と願う。 (北爪三記)

 「海に来たら、浜を回遊して海の家で遊びたい。そういうニーズは誰にもあるんです」。由比ガ浜茶亭組合の増田元秀組合長(58)が説明する。

 組合は、同海水浴場が二〇一六年、環境保全などの基準を満たした海水浴場に与えられる国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得したのを機に、バリアフリーの取り組みを進めてきた。今夏は、約二十軒の海の家全てとその途中にあるトイレを幅一・五メートル、約八百メートルの木材の通路でつなぎ、行き来しやすいようにした。

 一六年から水陸両用車椅子を備えていた市は、初めて介助員を配置し、監視所のライフセーバー二人が当たる。県も、開会中の定例県議会に提出している一般会計補正予算案に関連経費千八百万円を計上。砂浜に敷く約百メートル分のマット購入費や、国道134号から海岸に下りるスロープ設置に向けた設計費などで、可決されればスロープは来年の海開きに間に合わせたいという。

 一日の海開き式で、「由比ガ浜をバリアフリービーチに」と訴えてきた障害者サーフィン世界選手権連覇の内田一音(かずね)選手(47)は「今年すぐというわけにはいかなくても、来年、再来年と障害のある人が来てくれるようになれば」と期待を込めた。同海水浴場は八月三十一日まで。

海の家やトイレをつないで設置された木材の通路

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