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【神奈川】

<ベルマーレだより>キャンプさながら 練習=結果信じて

力強い声援で選手と共に戦うサポーター(湘南ベルマーレ提供)

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 六月下旬、平塚市の練習場。見ている方まで息苦しくなる光景だった。五対五や二対二でボールを奪い合う選手たち。目はギラギラし、目の前の相手に向かう気迫に満ちていた。100%のエネルギーで何度も繰り返す厳しさ、張り詰めたような緊張感。練習終了の合図とともに倒れ込む選手もいた。

 シーズン中にキャンプのようなトレーニングを行うのは珍しい。他のチームではあり得ないかもしれない。しかし選手たちの表情が、今のチームにはこの厳しさが必要で、いかに重要であるかを物語っていた。一人も脱落することなく励まし合いながら乗り越えた。

 「これくらいやった方がいい。僕らのサッカーの原点を思い出した」「湘南らしさを取り戻すために必要なトレーニングだった」。つらさより充実感が選手たちを支配した。

 ベルマーレは今、連敗している。苦しい時期を乗り越えようと必死にもがいている。曹貴裁(チョウキジェ)監督は言う。「敗戦を怖がって、自分たちの持っているもの、積み上げてきたものを一気に下から壊して、違う積み木を積み上げる気は全くない。歩んでいる道の途中で、このクラブが持つ地底にあるエネルギーやマグマ、見えないところの自分たちの本質が試されていると思う」

 結果が重要なのは百も承知だ。それでも、結果に表れる前の「日常」に真実があるはず。これまで数え切れぬほど転び、その度に起き上がってきた。諦めない姿勢こそがベルマーレの最大の強みである。

 七日にシーズン後半戦が始まる。日常の積み重ねが結果に結びつくことを信じて残り十七試合に挑む。(遠藤さちえ=湘南ベルマーレ広報)

 

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