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【神奈川】

「あきらめるな」後輩に贈る金言 藤沢の母校訪問 自転車・石井雅史選手

高校生に競技用自転車の乗り方を手ほどきする石井さん(左)=藤沢市で

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 二〇〇八年北京パラリンピックの自転車競技金メダリストの石井雅史選手(46)が十一日、藤沢市にある母校の藤嶺学園藤沢中学・高校を訪れ、大事故を乗り越えてきた人生を振り返り、後輩の生徒らに「あきらめないこと」「自分の心が動くものを見つけてほしい」と説いた。

 石井選手は競輪選手だった〇一年、ロード練習中の交通事故で高次機能障害を負った。競輪の道は絶たれたが自転車への情熱は冷めず、パラ競技に転向。北京で金、銀、銅メダルを獲得した。

 〇九年世界選手権でまたも重傷を負いながら復活。一二年ロンドン、一六年リオデジャネイロの両パラに出場して引退した。その後、周囲の声に押されて今春復帰し、来年の東京パラを目指している。

 「好きなことがあったから仲間ができて、仲間が私を救ってくれた。願わなければかなわない。やりたいと思ったことを口にすると応援してくれる人がいる」と強調。「どんなにつらい経験でも必ず自分にプラスになると思ったら、この先の人生が変わる」と話した。

 この日は交通安全教室の講師として出席。〇一年の事故の際、「ヘルメットがなければ即死だった」と言われたといい、「もう一度、大好きな自転車に乗れたのはヘルメットのおかげ」と述べ、着用を勧めた。

 高校二年の池田和樹さん(16)は「あきらめないという気持ちが印象的だった。年齢を乗り越えて来年に向かって頑張っている姿を尊敬する。見習いたい」と語った。 (吉岡潤)

 

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