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【神奈川】

Jリーグ初、長期療養児の自立支援事業 藤沢の小2・高田君、ベルマーレ入団

入団発表記者会見に出席した(左から)久光選手、水谷社長、高田君、北野さん=平塚市で

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 長期療養が必要な子どもの自立を支援する事業で、サッカーJ1湘南ベルマーレに藤沢市の小学二年高田琥太郎(こたろう)君(8つ)が入団した。血液のがんである悪性リンパ腫の治療を続けながら、今季終了までチームの一員として活動する。平塚市であった発表会見で高田君は「うれしい。みんなと仲良く練習したい」と話し、水谷尚人社長は「私たちも勇気や元気をもらい、それを発信して地域が元気になれば」と語った。 (吉岡潤)

 事業を企画、運営しているのはNPO法人「Being ALIVE Japan」(東京都)。北野華子理事長によると、長期療養児が成長する機会と、支えるコミュニティーを創出するのを目的に、日本財団の助成を受けて二〇一七年に事業を始めた。

 バスケットボールのアルバルク東京が最初で、アメリカンフットボールのノジマ相模原ライズ(相模原市)や慶応大野球部などに子どもたちが入団。Jリーグでは今回が初めてとなる。

 高田君は昨年七月に入院し、今年三月に退院した。ベルマーレのファンで昨年八月、ベルマーレのフットサルチームの久光重貴選手が病院内で開いたイベントに参加した。久光選手は肺腺がんの治療をしながら競技を続け、小児がん患者の支援に取り組んでいる。水谷社長は久光選手に北野理事長を紹介され、事業への参画を即決したという。

 水谷社長は「私たちの理念は夢づくり、人づくり。この事業で本人、家族や周りの方たち、そして選手たちが人として何かを感じることが大切」と説明。久光選手は「ベルマーレにいたから背中を押してもらえた。琥太郎君の背中も押してほしい」と話した。

 高田君は緊張した表情で会見に出席。GK秋元陽太選手が好きで「GKの練習がしたい。コーチや選手の顔と名前を覚えたい」と述べ、自らのユニホーム姿を「いけてると思う」と評して拍手を浴びた。

 毎月数回、練習のほかに試合当日の運営サポートなど多様な活動に参加する。父親の徹さん(43)は「貴重な体験。私もうれしい」と目を細めた。

 

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