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【神奈川】

ドラえもんのひみつ探るよ 藤子・F・ミュージアムで展示

新連載の予告を再現した展示物。机から何かが飛び出すアイデアだけが先行していたという

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 ドラえもんが、のび太の机から飛び出して半世紀。その始まりを当時の原画でたどる五十周年展が、川崎市多摩区の藤子・F・不二雄ミュージアムで始まった。子どもたちの共感を呼び、世代を超えて読み継がれてきた人気漫画の原点が紹介されている。(石川修巳)

 ドラえもんが登場したのは、小学館の学年別雑誌で連載が始まった一九七〇年一月号。節目となる五十周年展は三期に分け、来年一月までの第一期を「ぼくドラえもん。」と題して百四十二枚の原画を展示する。好物のどら焼きやひみつ道具、ジャイアンの熱唱など、いろいろな初登場シーンを特集している。

 「出た!」。「小学四年生」六九年十二月号に載った新連載の予告には「ド」の字もない。「机から飛び出すアイデアだけが先行していた。連載が始まる締め切り間際にひらめいたのが、ドラえもんでした」と事務局の吉田健司さん。

 実は、ドラえもんには六つの第一話があるという。小学一〜四年生向けの学年誌と、幼児向けの「よいこ」「幼稚園」の六誌で同時に連載が始まり、読者の年齢に合わせて登場人物のせりふやテーマ、キャラクターの身長などが描き分けられたためだ。

 会場にはほかに、単行本四十五巻のうち、二十九巻分のカバーイラストの原画がずらり。藤子さんの右手をかたどったブロンズ像に触れるようにして、数々の作品を生み出した手を体感できる趣向もある。

 伊藤善章(ぜんしょう)館長は「ドラえもんも成長し、キャラクターが完成されてきた歩みを見ていただきたい」と語る。入館は日時指定の予約制。問い合わせは同ミュージアム=電0570(055)245=へ。

「よいこ」1970年1月号に掲載された第1話の原画=いずれも多摩区で

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