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【神奈川】

海の家、プラ使いません 葉山・森戸海水浴場 紙製カップや木のスプーン

海の家で取り入れた容器を紹介する大宮さん(中)、西山さん(左)ら=葉山町で

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 葉山町の森戸海水浴場で今夏、海の家が使い捨てプラスチック容器を使わない取り組みに挑んでいる。プラスチックごみによる海洋汚染問題に、自分たちでできることからやってみようという第一歩。関係者は「森戸からの発信が、それぞれで考えてもらうきっかけになれば」と期待する。

 町内に三つある海水浴場のうち、北に位置する森戸は砂浜が最も広く遠浅で波が穏やかなのが特色。「かつては企業の保養所と契約していた、独特な海水浴場だったんです」。森戸海水浴場組合の大宮文彦組合長(50)が説明する。

 昨夏の海水浴客は約三万三千二百人。約六万五千五百人を数えた隣の一色海水浴場が近年、客数を伸ばす一方、森戸は減少傾向にある。「何かできないか」と模索する中、「コロナビール」を輸入販売する「アンハイザー・ブッシュ・インベブジャパン」(東京都渋谷区)と協力し、プラスチックフリーに取り組むことにした。

 九軒ある海の家はテークアウト用に使っていたプラスチック容器を、紙製のカップや、サトウキビなどのパルプを使用した容器、微生物によって分解される植物由来の生分解性ストローに切り替えた。「かき氷のスプーンストローも何とかしないと」と組合員から声が上がり、木のスプーンを取り入れた。

 組合員の西山修司さん(45)は「かき氷を注文したお客さんから『珍しい』と言われ、プラスチックフリーの取り組みを説明したこともある。こうやって少しでも広がっていけば」と期待する。

 二十五日の葉山海岸花火大会を挟んだ二十四〜二十六日にはごみ拾いのイベントもある。大宮さんは「取り組みを進める中で、組合員の意識も変わってきたと思う。遊びに来た人に何かを感じてもらい、来年につなげていきたい」と話している。 (北爪三記)

 

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