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【神奈川】

<財徳健治のマリノスウオッチング>好調一転、不運に見舞われる

 リーグの折り返しとなった第18節の大分(6日)から浦和(13日)、神戸(20日)に3連勝。首位のFC東京を勝ち点3差で追っている。素早い攻守の切り替えとスピードに乗った自在の攻撃は今や川崎にもひけをとらない。

 3試合はそれぞれに意味があった。大分戦は、この試合を最後にベルギーのクラブへ雄飛するMF天野純(28)の「壮行試合」になった。ユース時代までをマリノスで過ごし、大学卒業後に入団。今季は背番号10を付けたチームの核。年齢的に最後の海外挑戦と決めた天野を仲間は1−0の勝利で送り出した。

 浦和戦は主審、副審のあいまいで不適切な判定によって2点目のFW仲川輝人(27)、3点目のエジガル・ジュニオ(28)の得点にけちがつき、後味の悪さは残ったが試合の内容は勝利に値するに十分すぎるほどだった。

 そして、神戸…。前半38分に先制するも後半14分にCBチアゴ・マルチンス(24)が一発退場になる。1点リードの状況で1人少なくなれば、守備に重点を置いてもおかしくないところを「少しでも前に」と攻めの姿勢を崩さず、追加点を奪って逃げ切った。ポステコグルー監督(53)は「メンタルの強さがチームの成長につながっている」と納得顔だった。

 どこを見ても好調なチームは、だが神戸戦で不運に見舞われていた。先制後、FWエジガル・ジュニオが負傷する。「軽傷であってくれ」のチームの願いは届かず、緊急帰国した母国ブラジルで手術を受け、左足関節骨折で全治3カ月とされた。

 出場16試合で11ゴールを挙げ、リーグ得点王争いのトップに立つエースの戦線離脱は、これから厳しさを増す優勝争いに大きな影を落とす。第2、第3の得点源であるMFマルコス・ジュニオール(26)、FW仲川への負担は増す。むろん、この危機を乗り越えるには2人だけでなく、チーム一丸で戦い抜くしかない。 (スポーツライター)

 

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