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【神奈川】

川崎市歌普及、じわり浸透 幸高の「実践研究」 大師支所などチャイム導入

川崎市歌の普及活動に取り組む市立幸高校の生徒たち=川崎市幸区で

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 わが町への愛着を育む手だてとして、川崎市立幸高校(幸区)の生徒たちが取り組む川崎市歌の普及活動が、じわりと裾野を広げている。市歌をアレンジした音源を制作し、始業などを知らせるチャイムとして売り込んでおり、今年新たに川崎区役所大師支所など2カ所で導入が決定。市も今後、市歌の認知度調査を実施する方針だ。 (石川修巳)

 市歌の普及を目指すのは、幸高校ビジネス教養科三年の男女十二人。地域貢献をテーマにした「商業実践研究」の一環で、先輩たちが四年前から取り組んできた。その成果の一つが、JR川崎駅南武線ホームに導入されている市歌の発車メロディーだ。

 「活動の一つひとつは小さいけれども、積み重ねることで、少しでも市歌の認知度を上げたい」と生徒たち。本年度は「音で紡ぐ 未来へ繋(つな)ぐ」をテーマに、二本立てで認知度アップを目指している。

 まずは先輩の取り組みを受け継ぐ形で、市歌チャイムを導入する事業所を開拓。大師支所から「明るめで、音に響きのあるメロディーを」という要望を受け、生徒たちが二十秒余の音源を新たに制作した。六月中旬から一日四回、市歌のチャイムが庁舎内に流れており、川崎区役所道路公園センターにも近く導入される。

 九月には、「川崎市民オペラ」を創設した声楽家佐藤征一郎さんの公演に、生徒たちの参加が内定。市のホームページで公開されている市歌の歌唱を佐藤さんが担当している縁で、「市歌を合唱しませんか」との提案があったという。

 生徒たちは今後の活動のヒントを求めて、同校ホームページで実施しているアンケートへの協力も呼びかけている。

 市側は昨年十二月の市議会で、二〇〇三年の市民アンケートでは「86%が市歌を知らない状況だった」と説明。生徒たちの地道な活動が実を結んで「認知度は向上している」とみて、あらためて認知度を調べる方針を明らかにした。

 

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