東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

防災アクションとは 中学生16人、鎌倉でサミット

グループごとに防災について話し合う参加者ら=鎌倉市で

写真

 鎌倉市在住、在学の中学生が、災害への備えや災害時の行動について考える「中学生防災サミット」が11日、鎌倉大仏殿高徳院(長谷4)で開かれた。公募で集まった16人が参加し、東日本大震災被災者の体験談などを踏まえ、自分たちで取り組む「防災アクション」を話し合った。 (北爪三記)

 震災被災地の支援を続ける市民有志らでつくる「3・11ALL鎌倉実行委員会」主催で、五回目。サミットでは、宮城県南三陸町立志津川小学校の首藤大知(だいち)教諭(24)が「何のために防災を学ぶか」をテーマに体験を語った。

 震災時、志津川高校一年だった首藤さんは、津波が押し寄せた高校近くの老人ホームで救助活動をした。その夜、避難所となった高校で、熱が出た同級生に雪をとかして飲ませたことなどを挙げて「高校生だけで考えて行動した」と振り返った。

 防災を学ぶ理由を首藤さんは「人生って『楽しい』『うれしい』。これを長く続けるためではないか」と述べ、「みなさんの未来は楽しいのか、ちょっと考えて。エネルギーや年金などさまざまな問題もある。未来の自分を守れるのは今の自分。自分の幸せ、誰かの幸せのために防災を学ぶのだと思う」と話した。

 参加者は四〜六人のグループに分かれ、大人も交えて議論し、意見を出し合った。防災アクションとして「過去に起きた災害を知る」「防災グッズを年一回使用してみる」「避難経路を家族で確認する」「中学校で宿泊型避難所訓練をする」など、それぞれの考えを掲げた。

 昨年に続き、参加した鎌倉女子大中等部二年の伊藤こころさん(14)=大磯町=は「意見を発表したり、グループ内でコミュニケーションを深めたりできるのも良かった。来年も参加したい」と話した。参加者一人一人が作ったアクションなどは、来年三月に開催する被災地応援と防災を考える催しで報告される。 

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報