東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

<つなぐ 戦後74年>核兵器の惨禍、忘れないで 都筑区役所でパネル展

広島や長崎などの核兵器被害を伝えるパネルが展示されている=横浜市都筑区で

写真

 第二次世界大戦で広島と長崎に投下された原爆の被害を中心に、国内外の核兵器による惨禍を伝える「原爆パネル展」が横浜市都筑区の同区役所ロビーで開かれている。

 広島原爆直後に米軍が撮った県産業奨励館(現在の原爆ドーム)周辺の写真や、長崎原爆の爆心地から約一キロ離れた浦上駅のプラットホームに倒れて亡くなっていた母子の写真など、核兵器による被害を写真や絵などで伝えるパネル約五十枚が並ぶ。南太平洋ビキニ環礁で一九五四年、米国の水爆実験で被ばくした漁船「第五福竜丸」なども紹介されている。

 新日本婦人の会都筑支部が二〇一五年から毎年八月に開催し、今回で五回目。昨年は約二千人が訪れたという。パネルは横浜北部原水爆禁止協議会から借りている。宮崎智子支部長(74)は「八月は平和について考えるのに最も適した時期」と語り、「当事者にとって最も悲しいのは忘れられることだと聞いた。次の世代に引き継いでいけるよう、夏休みに親子で見に来てもらえたら」と願う。

 区内から訪れた無職大坪昭さん(75)は「恥ずかしいが、戦争の悲惨さについて詳しく知ったのは退職して時間ができてから」と打ち明け、「若い世代が戦争で何が起きたかを知ることは大切だ」と実感を込めた。

 十五日まで、午前八時〜午後十時(最終日は午後二時半まで)。十四日には庁舎内の都筑公会堂で「平和を語るつどい」を開催する。午前十一時〜正午に平和をテーマとした紙芝居など、午後二〜四時には戦争体験や平和への思いを語り合う。いずれも入場無料。問い合わせは同支部事務局=電090(4421)8302=へ。 (杉戸祐子)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報