東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

海難事故に注意!! 遠くの台風でも波に影響 11日だけで4人死亡

 連日の猛暑が続く中、県内の海水浴場に多くのレジャー客が詰め掛けている。一方で県内の海岸では十一日だけで四人が死亡するなど、海難事故が多発した。第三管区海上保安本部などは「気象や海の状態に十分気を付けてほしい」と注意を呼び掛けている。 (土屋晴康)

 同保安本部によると、今年、県内の海岸で発生した事故の死者、行方不明者数は二十三人で、梅雨明けした七月末以降に増加傾向に転じた。

 特に今月十一日は多くの海難事故が発生。県警などによると、小田原市早川の海岸で同日午前、小学生の少女(11)を含む三人が沖に流され、少女の母親(44)が死亡。藤沢市、真鶴町、三浦市でも遊泳中の男性らが死亡した。三浦市の岩場で、釣りをしていた男性が行方不明となった。

 横浜地方気象台によると、同日は県内各地で快晴だったが、太平洋沖で発達した台風10号の影響で、沿岸部は波が高く、三浦海岸や相模湾には波浪注意報が出ていた。同気象台の担当者は「天気が良く、風が吹いていない場合でも、遠くにある台風の影響でうねりを伴った波が押し寄せた可能性がある」と指摘。今後も「さらに波が高くなる恐れはある」と話した。

 同日の事故原因ははっきりしていないが、遊泳中に注意したいのが、岸から沖に向かって流れる離岸流だ。競泳選手でも岸に戻ることができないほど流れが速く、あっという間に沖まで流される。万が一、巻き込まれたら、慌てずに周囲の人に合図をしたり、岸と平行に泳いで脱出したりすることが必要だという。

 離岸流の発生しやすい海岸の多くは遊泳禁止になっているが、海水浴場でも発生する可能性はあるといい、同保安本部の担当者は「監視員やライフセーバーが常にいる海水浴場などで泳ぐように心掛け、波や潮の変化に十分注意してほしい」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報