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【神奈川】

東海大相模 勝ち越し直後、七回に魔物 応援席、敗退「信じられない」

スタンドあいさつを終えて引き揚げる東海大相模ナイン

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 4年ぶりの出場で目指した「日本一」の夢は打ち砕かれた。甲子園球場で十六日に行われた第101回全国高校野球選手権大会3回戦で、東海大相模は4−9で中京学院大中京(岐阜)に敗れた。自慢の強力打線は10安打でも思うような一打が出ず10残塁。5人の投手陣は終盤、相手打線につかまって一挙に引き離された。 (福浦未乃理、中谷秀樹)

 優勝候補の早過ぎる敗退に、勝利を期待した応援席は「信じられない」と声を失った。試合後、門馬敬治監督(49)は一挙7失点で逆転された七回を勝負の分かれ目に挙げて「甲子園はヒットが出るところも、ミスが出るところも連鎖的。非常に怖い場所」と敗戦を受け止めた。

 アルプス席には応援団や野球部員ら200人が陣取った。チアリーダー部のキャプテン細谷理彩さん(3年)は「応援でも圧倒したい」と意気込んだ。

 試合は序盤からピンチが続いた。二回、先発の石田隼都投手(1年)が無死満塁とされた。先制点は許したが、1失点で踏ん張った。OBで昨春の選抜大会4強のメンバー浅海大輝さん(18)=東海大1年=は、同じ左腕の後輩に「度胸がある投球。1点で抑えたのは大きい。まだまだこれから」とエールを送った。

 最高潮に盛り上がったのは六回。先頭の井上恵輔選手(3年)がソロ本塁打を放つなど計2点を奪って一度は勝ち越した。保護者席の父弘明さん(49)は「何とかしようという思いだけで打ったのでは。(井上選手は)ケガもあったので、(親として)いろんな思いがある」と感無量だった。

 直後の七回に魔物が潜んでいた。中京学院大中京に打者一巡8安打を浴び、大きく突き放された。「頑張れ」と悲鳴に近い声が上がった。最終回の攻撃前、吹奏楽部を指揮する大西璃子さん(3年)は「死んでも良いくらいの気持ちで全力で吹いて」と指示を出した。一丸の応援も及ばず、試合終了のサイレンが鳴り響くと生徒らはぼうぜんとした表情で、涙を浮かべながらナインに拍手を送った。

熱い声援を送る東海大相模のアルプス席=いずれも甲子園球場で

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◆監督・選手談話 

<東海大相模・門馬敬治監督> 選手に思う存分、力を発揮させられなかった。悔いが残る。

<同・野口裕斗投手> (4番手で2失点)力不足。相手の勢いを止められなかった。

<中京学院大中京・橋本哲也監督> 総力戦。相模さんには、投手を全員使わないと勝てないと思っていた。

<同・藤田健斗主将> 何点取られても負ける気はしなかった。劣勢でも強い気持ちを持っている。

 

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