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【神奈川】

<かながわ工場探訪 夏休み!>パンの魅力ふくらむ オギノパン(相模原市・緑区)

パン教室で荻野社長(右)から作り方を学ぶ子どもたち=いずれも相模原市緑区で

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 宮ケ瀬湖に程近い相模原市緑区の山あいに、家族連れらでにぎわう建物があった。

 県内で開かれたご当地グルメの祭典で二〇一〇年から二年連続の金賞を受賞した看板商品「あげぱん」をはじめ、パンの製造、販売を手掛ける「オギノパン」の本社工場。予約なしで見学でき、「いつでも気軽に楽しめる」と好評を得ている。

 見学用の通路からは、ガラス越しに内部の作業の様子を間近に見ることができる。こんがりと焼き上がったパンが大型のオーブンから出てくると、整列してベルトコンベヤーを流れる。その後、らせん状のコンベヤーを通ってあら熱が取れると、スタッフが手際良く包装していく。

 小学三年生の社会科見学用に作ったという解説パネルもあり、生地の仕込みや焼成の様子、包装など八つの工程がよく分かる。作業が繁忙な午前中の見学がおすすめ。写真撮影も自由にできる。横浜市都筑区から親子で訪れた洞山駿吾君(5つ)は「パンが回りながら流れてくるところが面白く、工場で働いている人がかっこよかった」と満足げ。

 オギノパンは一九六〇年、旧相模湖町(現相模原市緑区)で創業。現在の場所に本社を移したのは創業五十年を迎えた二〇一〇年。工場見学もこの時に始めた。荻野隆介販売部長(37)は「お客さんが口にする商品を見えるところで作り、安心して購入してもらいたかった」と説明する。「コンビニやスーパーなどに当たり前に並んでいるパンが、どこでどう作られているのか、子どもたちに知ってほしい」と語り、「夏休みの自由研究にもおすすめ」とアドバイスをくれた。

 直売店も併設していて、「目の前で作っている商品をすぐに味わえる」のも魅力の一つ。「あげぱん」(百二十円)や、つぶやゆずなど十二種の味が楽しめる「丹沢あんぱん」(百五十円)など百種類以上のパンの食欲をそそる香りに包まれる。

 春休み、夏休み、冬休みの期間中は、子ども向けのパン教室も開く。荻野時夫社長(65)が直々に指導し、成形や発酵、焼成の工程を体験できる。

 七月下旬の開催日には、県内外から約三十人が参加し、動物やアニメのキャラクターをかたどったパンを作った。二宮町から訪れた村上颯翔(はやと)君(5つ)は「生地をねじるのが難しかったけど、楽しく作れた。できあがったパンはすごくおいしかった」と声を弾ませた。

 荻野販売部長は「ぜひ夏休みに足を運んでもらい、見学してできたてを味わって、パンの魅力に触れてほしい」と強調する。 (曽田晋太郎)

<オギノパン> 8月のパン教室は残り数回あり、参加費2000円。営業、見学時間は午前9時半〜午後6時半。無休。店舗は相模原や横浜、厚木市など9カ所あり、うち7店で揚げたてのあげぱんが味わえる。圏央道相模原ICから車で約10分。問い合わせは本社工場=電042(780)8121=へ。

見学用通路からガラス越しにパン作りの工程を見ることができる

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