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【神奈川】

ホームレスと社会、芸術活動がつなぐ 英国の団体、ノウハウ語る 横浜・中区

英国での活動を紹介するスタッフ=横浜市中区で

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 アートを通してホームレスと社会をつなげる活動に取り組む英国の団体のメンバーが二十日、横浜市中区の市寿町健康福祉交流センターでワークショップを行った。NPOや芸術障害者施設の運営者ら三十人が参加し、話に聞き入った。

 来年の東京五輪を社会的弱者にスポットを当てる機会にしようと、「ブリティッシュ・カウンシル」が企画。二〇一二年のロンドン五輪に合わせて三百人のホームレスが出演するオペラを公演するなど、英国各地でホームレスを巻き込んだ作品を制作し続けるチャリティー団体「ストリートワイズ・オペラ」のスタッフら九人が来日した。

 ワークショップでは、ホームレスだったという男性スタッフが、カメラで作品制作を続けていたことがきっかけで団体と出合い、活動に加わったという経験を明かし、「アートを通じてどんなトラウマ(心的外傷)があっても生活を取り戻すことができる」と訴えた。別のスタッフは、参加者の自尊心や社会参加への意欲の高まりを測定する独自の評価方法を紹介した。

 音楽家を被災地に派遣する活動を主催する参加者の厚地美香子さん(52)=横浜市中区=は「芸術は言葉で表しづらいが、価値を理解してもらわないと活動できないので、効果を人に伝えることが課題だ。今日の話は励みになる」と話した。 (福浦未乃理)

 

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