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【神奈川】

<田中美南のホームタウンかわさき>若い選手と戦い 成長へ リーグカップ2連覇 

日テレ−INAC神戸延長後半、決勝点となる勝ち越しゴールを決める田中美南選手(左から2人目)=東京都北区の味の素フィールド西が丘で

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 みなさん、お久しぶりです。およそ四カ月ぶりのコラム再開となります。厳しい暑さが続いています。お体には十分気を付けてください。

 私が所属している日テレ・ベレーザは三日に行われたなでしこリーグカップの1部決勝でINAC神戸レオネッサを3−1で破り、二連覇を果たすことができました。試合は1−1で延長戦となり、その延長で勝利をつかむ2ゴールを決めることができました。キャプテンとして、そしてフォワードとしてしっかり仕事ができたことが良かったと思います。

 六〜七月のワールドカップ(W杯)フランス大会開催中は、主力選手が日本代表に選出されてたくさん抜けました。その期間中は育成組織の日テレ・メニーナから十代の選手をベレーザに引き上げてリーグカップを戦いました。

 若い選手たちが持っている一番いいものをなんとか引き出そうと心がけ、昨年と同様の結果を出せたことはキャプテンとして何よりもうれしかったし、チームの大きな成長につながっていくと確信しました。

 私が小学生のころ、澤穂希さんが活躍していたベレーザはすごく強くてあこがれのチームでした。「ベレーザでプレーがしたい」。その思いで小学校六年生の冬にメニーナのセレクション(入団試験)を受け、八十人の中から五人だけという難関を突破しました。

 宮前区の宮前平中学では部活動には加わらずに授業が終わるとよみうりランドにあるグラウンドに通ってサッカーに明け暮れました。コーチがとても怖い人で技術面の指導も厳しかったのですが、自分に甘えたり、手を抜いたりすると「どれだけ怖いの」と思うほど怒られ、精神面を鍛えていただきました。

 大好きなサッカーを辞めようと思ったことは一度や二度ではありませんでした。でも、人として、選手としての成長過程で厳しく指導していただいたおかげで、高校生でベレーザに昇格でき、競争が厳しい状況のなかでもへこたれずにプレーできる選手に成長できたと思います。今回、メニーナの選手といっしょにプレーでき、感慨深いものがありました。

 五月中旬から中断していたなでしこリーグが三十一日から再開します。これまで9試合を行い、5勝3分け1敗、勝ち点18でトップを走っています。二季連続の三冠獲得を目標になでしこリーグ、皇后杯全日本選手権の制覇を目指していきます。後半戦の応援もよろしくお願いいたします。 

<たなか・みな> 1994年4月28日生まれ。川崎市宮前区で育ち、5歳からサッカーをはじめる。宮前平中時代に日テレ・ベレーザの育成組織に所属。県立百合丘高時代にベレーザに昇格した。ポジションはFWで昨年から主将を務める。昨季のなでしこリーグで3年連続得点王に輝き、最優秀選手賞を受賞。なでしこジャパン日本代表候補。

 

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