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【神奈川】

辛くない新品種トウガラシ 「香辛子」市の名産品に

生の香辛子を試食する福田市長(中)ら=市役所で

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 辛さが少ないトウガラシの新品種「香辛子(こうがらし)」を川崎市の新たな名産品にしようと、JAセレサと市内の飲食店など三店が今月、トウガラシの直売や新メニューの提供を始めた。まずは試験販売と位置付け、生産農家は通年生産に向けた栽培方法を探っていく。 (大平樹)

 香辛子は、川崎区に研究開発拠点を置く調味料メーカー大手の味の素が、品種改良で二〇一八年五月に開発した。トウガラシに含まれ体脂肪の燃焼効果があるカプサイシンの代わりに、燃焼効果はそのままに辛さが千分の一の「カプシエイト」を含むのが特徴。パプリカのようにフルーツに似た香りがあり、辛さが少ないため生で食べられる。

 品種改良は味の素が販売するサプリメントに使うためだったが、食用の方が生かせると考えた。市は大手企業の知的財産を地元中小企業の新商品開発に生かす取り組みをしており、JAと飲食店を紹介。今年五月に市内の農家二十九軒が試験栽培を始めた。

 香辛子は今月上旬から、JAの直売所セレサモスで少しずつ販売されている。四十グラム入りで税込み百六十円。他に、川崎区大島のキムチ店「おつけもの慶」、中原区下小田中の飲食店「鈴や武蔵中原店」、麻生区上麻生のパン店「アルテの食パン」が、それぞれ香辛子を使った新メニューを順次提供していく。

 市は、川崎生まれの新品種をPRすることで市のイメージアップにつなげたい考え。今後、香辛子メニューを提供する店を市内外で増やしていく。福田紀彦市長は会見で「都市農業の振興と、市内経済の活性化につながる」と期待を込めた。

 香辛子の販売場所やメニューの提供店についての問い合わせは、市イノベーション推進室=電044(200)3896=へ。

辛さが少なく果物に似た香りが特徴的な香辛子

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