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【神奈川】

カジノIR誘致で横浜市議会 市長「判断、過ちでない」

 横浜市議会定例会は六日、一般質問があり、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を巡る質疑を行った。誘致に反対している「立憲・国民フォーラム」と共産の議員が林文子市長に「民意を問うべきだ」「公約違反だ」と厳しく指摘したのに対し、「自民・無所属の会」の議員は誘致による効果などを質問。公明の議員はIRに言及しなかった。 (杉戸祐子)

 立・国の梶尾明議員は「住民投票や市民アンケートなど民意を問う機会を設けるべきでないか」と質問。林市長は「IR=カジノと捉えている人が多く、ギャンブル依存症の増加や治安への不安が多い。世界最高水準のカジノ規制、国の取り組みや市の考え方を丁寧に説明する」と答えた。

 同会派の荻原隆宏議員は誘致判断について「誰かに促されたのか。過ちではないか」と質問。林市長は「私が責任を持って決定した。過ちではない」と述べた。

 共産の三輪智恵美議員は「市民と議会の意向を踏まえるとした公約を踏みにじった」と指摘。林市長は「時間をかけて検討、検証し、各分野の意見を総合して判断した。公約違反とは思っていない」と答えた。

 自民の大桑正貴議員は少子高齢化による市の経済力低下を踏まえ、「市長が危機感から決断したことは評価する」と表明。IRに期待する役割や効果を問い、林市長は「観光振興、地域経済の活性化につなげたい。増収効果を活用し、横浜の持続的な発展成長を実現したい」と答弁した。

 公明の木内秀一議員はIRに言及しなかった。理由について、同会派は「三日に詳しく質問しており、来週以降の常任委員会でも具体的に審査するため」としている。 

◆IR実現盛り込んだ政策要望 横浜商議所が県に提出

 横浜商工会議所は六日、県に来年度実施してほしい政策をまとめた要望書を黒岩祐治知事に提出した。要望は観光やインフラ整備など全十九項目。横浜市の林文子市長が誘致を表明した、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)に関連する要望も盛り込まれた。

 要望書では、人口が減少する中で持続可能な経済を実現するには「IRの導入が有効な選択肢」とし、経済団体などを集めた「横浜IR推進協議会」(仮称)を設立して機運を高める必要があると主張した。その上で、「IRの横浜招致に向けて、一層の(横浜市への)支援を図っていただきたい」と要望した。

 商議所によると、要望書を渡した後、川本守彦副会頭がIRの利点を説明。黒岩知事は「誘致は横浜市が判断すること」としつつ、「県としては市の決断を応援する立場だ」と答えたという。 (志村彰太)

 

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