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【神奈川】

<東京2020>自由に動き、的確に判断 ブラインドサッカー 西生田中で講演と体験会

アイマスクをして寺西選手(中央)に向かう西生田中の生徒たち=いずれも川崎市麻生区で

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 川崎市麻生区の同市立西生田中学校で10日、ブラインドサッカーの選手による講演と体験会が行われた。2020東京パラリンピックに日本代表チームが初出場する競技に、全校生徒約480人が触れて楽しんだ。アイマスクをして障害者と同じ状態で体験した男子生徒は「ボールを蹴るのは難しかったけれど面白そう。来年の本番で応援したくなりました」と声を弾ませていた。 (安田栄治)

 講演会は二〇二〇東京五輪・パラリンピック開催に伴うホストタウン交流事業の一環。子どもたちに大会開催の意義を考えたり、スポーツに興味を持ったりする機会にしてもらおうと市が企画し、五輪やパラリンピックの代表選手などを招いている。

 同校を訪れたのは一〇年ブラインドサッカー世界選手権日本代表の寺西一(はじめ)選手(29)。現在は日本代表強化指定選手として東京パラリンピック出場を目指しながら、講演や体験活動などで普及に努めている。

 寺西選手は普段の生活で道路や駅のホームを歩く時の難しさと比較し、「ブラインドサッカーは自由に動けるし、どこかにぶつかる心配がない競技」と紹介。その上で「チームの仲間やサポーターの声がプレーの支えになる」とゴールの方向や距離などを伝える健常者と選手が一体となって勝利を目指していることを強調した。

 体験会では十数人の男子生徒が寺西選手とボールを奪い合い、転がると音を発するボールの動きを的確に判断する寺西選手のプレーに拍手がわき起こった。三年生の近野陽夏汰(こんのひなた)さん(15)は「五感を働かせないとボールについていけない」、二年生の緒方星那(せな)さん(13)は「日本代表のプレーはすごかった」と目を丸くした。二人ともサッカーに打ち込んでいるだけに「ブラインドサッカーを体験すれば自分のプレーの幅が広がると思う」と声をそろえた。

 生徒の大きな歓声を聞いた寺西選手は「この体験を今後に生かしてほしい。障害者スポーツが二〇年をスタートに良い方向に発展してほしい」と話していた。

生徒にブラインドサッカーを紹介する寺西選手

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