東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

カジノIR、誘致説明資料は「作為的」 横浜市議会委 出典なく募る不信感

 横浜市議会の政策・総務・財政委員会が十一日開かれ、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に関する質疑が行われた。

 市は八月の誘致発表時の説明資料で、横浜を訪れる観光客について「約九割が日帰りで、日帰り、宿泊客の消費額がそれぞれ他の都道府県に比べて少ない」と表記している。質疑では、市と国(観光庁)で調査方法が異なる点や、資料に出典を掲載していなかったことに、委員から質問や意見が相次ぎ、井上桜委員(無所属)は「作為的だと言われても仕方ないのではないか」とただした。

 これに対し、小林一美副市長は「作為的という意図はない。調査は違うが、観光客の動態を把握する類似調査はこれしかない。市の調査は長年やっており、傾向は変わらない」と反論した。ただ「『参考の数値がある』という言い方をすべきだった」とし、出典を掲載しなかったことは「事務方が至らず、反省している」と答えた。

 花上喜代志副委員長(立憲・国民フォーラム)は「不信感を募らせる」「疑念が生じるようなことはいけない」と指摘した。

 委員会は、市の誘致決定までのプロセスや見込んでいる増収効果の内訳、カジノ抜きのIRが成り立たないとする根拠などについて、市に資料を要求した。十三日に継続審査される。 (杉戸祐子)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報