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【神奈川】

<私の思い 横浜カジノIR>若い世代とも議論必要 街づくり分野のNPO法人理事・岩室晶子さん(58)

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 作曲や編曲など音楽の仕事もしていて、韓国やイタリアに行った際にカジノを訪ねたことがある。人がそわそわして、音楽を楽しむ雰囲気はなかった。全否定するつもりはないが、殺伐とした印象を受けた。

 横浜は街の景観やイメージを大切にしてきたはず。仮に山下ふ頭にIRができた時、どこまで港の景観が保たれるのか。最初だけではなく、長い年月にわたってイメージを守っていけるのかを心配している。

 合意形成の仕方にも問題がある。二年前の市長選で林文子市長から「白紙」と聞いて安心していたし、誘致に手を挙げるとは思わなかった。市民も含めた十分な議論がなされず、不信感を持つ市民は少なくない。明確な理由から始まって議論をし、多くの市民が「必要だ」と納得するという過程を経ていない。

 NPOのメンバーの大学生や、高校生の考えを聞いたところ「来訪者は増えても横浜=カジノと思われたら、洗練された街のイメージが壊れる」「山下ふ頭の最寄り駅の周りには学校が多く、多くの学生が登下校に使っている。治安の面で不安」と言っていた。

 将来の当事者になる若い世代にも説明し、意見を聞く機会を設けるべきだ。 (聞き手・杉戸祐子)

 

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