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【神奈川】

多摩川河川敷サイクリングコース 実は歩行者優先です

川崎市が10月に愛称を募集する多摩川河川敷のサイクリングコース(市提供)

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 実は、歩行者優先です−。川崎市内の多摩川右岸に整備されている「サイクリングコース」が、その名称ゆえに自転車優先という誤ったイメージを持たれかねないとして、市は新たに愛称をつけることを決めた。十月に愛称のアイデアを広く募集し、ウェブ投票などを経て来年二月に決定する。 (石川修巳)

 愛称を募集するのは、幸区・多摩川大橋から多摩区菅(すげ)の東京都稲城市境までの「多摩川サイクリングコース」(全長二〇・二キロ)、川崎区の殿町三丁目から鈴木町までの「多摩川河口青少年サイクリングコース」(同三・五キロ)。最優秀作品を両コース共通の愛称にする。

 多摩川をイメージさせつつ、「歩行者と自転車など、さまざまな利用者が安心・安全に利用できるコースであることを連想させる愛称にしたい」と市の担当者は説明する。

 市によると、サイクリングコースは歩行者も自転車も利用できる遊歩道。自動車やオートバイは走行できない。事故防止のため、コース路面に「歩行者優先」と明示するとともに、歩行者も自転車も左側通行をするよう呼び掛けている。

 「猛スピードの自転車にはねられそうになり、追い越しざまに暴言を吐かれた。サイクリングコースという名称をやめてほしい」。市の市民オンブズマンに二〇一八年度、そんな苦情が寄せられたという。

 市はこれを受けて、歩行者優先などの路面標示を六カ所設置するとともに、コースの一部で二メートルだった幅員を三メートルにする工事も実施。さらに、愛称の募集を検討していた。

 自転車優先との誤解を招かないように工夫した先例が、東京都府中市にある。市内の多摩川左岸に整備された「多摩川サイクリングロード」を、歩行者と自転車利用者が共存する空間として「府中多摩川かぜのみち」に変更した。

 川崎市は十月の一カ月間、市ホームページや郵送などで愛称を募集する。一人三点まで、市内外の誰でも応募できる。

 有識者や市民ら十人で構成する「多摩川プラン推進会議」で、候補を四点程度に絞った後、来年一月にウェブ投票を実施。投票数によって最優秀作品を決め、表彰状や記念品を贈呈するという。問い合わせは、市多摩川施策推進課=電044(200)2265=へ。

「歩行者優先」とともに、コースでは自転車も歩行者も左側通行を呼び掛けている=川崎区で

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