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【神奈川】

小さな切符に横浜の歴史がギュッ 都市発展記念館で23日まで

横浜スタジアムのオープン記念切符などが並ぶ会場=いずれも横浜市中区で

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 鉄道の切符を通して横浜の歴史をたどる企画展「一枚の切符から昭和のあの頃へ」が、横浜市中区の横浜都市発展記念館で開かれている。二十三日まで。

 市内で発行された最古の記念切符とされる大正天皇即位を記念した横浜電気鉄道(後の市電)の乗車券(一九一五年)や、関東大震災からの復興を記念した市電・バス乗車券(二九年)など三百点を展示。三八年に横浜商業高校野球部が春の甲子園に出場した際、選手に無料で配られた阪神電車の切符もある。

 記念切符は戦時中に発行が途絶えるが、終戦翌年の四六年には再開。高度成長期に最盛期を迎えた。市営地下鉄の着工や相鉄線延伸、横浜スタジアムオープンの記念切符などが並び、横浜の発展を追える展示構成になっている。担当の岡田直(なおし)・主任調査研究員は「小さな切符に横浜の歴史が詰め込まれている」と話す。

 常設展のコーナーでは二十九日まで、太平洋戦争で米軍の捕虜となった同市磯子区出身の吉川歳雄さん(一九二一〜二〇一一年)の関連資料を展示。敗戦後、捕虜として四六年まで沖縄本島で過ごした吉川さんが、米兵からもらった十徳ナイフなどが並んでいる。

 二十九日までの間の休館日は十七、二十四日。企画展の観覧料は一般三百円、小中学生百五十円。問い合わせは同館=電045(663)2424=へ。 (志村彰太)

吉川さんが捕虜時代に米兵からもらった十徳ナイフ(下)と辞書

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