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【神奈川】

思惑交錯、条件付き可決 横浜市議会委 カジノ誘致、補正予算案

挙手で賛否を表明する政策・総務・財政委員会の委員たち=横浜市議会で

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 横浜市が誘致を表明したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、誘致に向けた調査費などを盛り込んだ補正予算案が十七日の市議会政策・総務・財政委員会で可決された。誘致反対派から誘致関連予算を削除した修正案が提出されたり、補正予算案への賛成を前提にしながら市に注文を付ける付帯意見が提案されたりし、最後まで各会派の思惑が行き交った。 (杉戸祐子)

 誘致関連予算を削除した修正案は、立憲・国民フォーラムの花上喜代志副委員長が提出した。提案理由で「市財政がカジノ依存症になる危険をはらんでいる。開港から百六十年、先人が積み重ねてきた誇り高き横浜のイメージが崩壊してしまう。カジノは誘致すべきではない」と訴えた。共産の荒木由美子委員は「カジノの客が負けたお金で市財政が潤っても市民の懐が小さくなる。住民の福祉増進を本旨とする地方自治体の財政政策として誤っている」と指摘。無所属の井上桜委員は「市長は公約違反。民意を踏みにじっている」と林文子市長を批判した。

 しかし、賛成は九人の委員のうち花上、荒木、井上の三委員にとどまり、修正案は否決された。自民・無所属の会と公明の計六人の委員は付帯意見付きの補正予算案に賛成した。

 公明の高橋正治委員は、治安やギャンブル依存症対策の徹底に加え、市民への情報提供について「十八区で行う説明会はもとより、さまざまな媒体や方法を使って理解が進む取り組みを行うこと」を求める付帯意見を提案。自民・無所属の会の大桑正貴委員は「まず調査をしていくという意味で賛成する」と述べた。

 補正予算案は二十日の本会議で議決される。議員定数は八十六で、各会派の議席数は自民三十六、立・国二十、公明十六、共産九、無所属五。

 

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