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【神奈川】

時宗の歴史と美術 藤沢で「基礎編」、県博で来月5日から「応用編」

真教上人の坐像や絵巻などが並ぶ遊行寺宝物館内=藤沢市で

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 時宗を開いた一遍上人(一二三九〜八九年)の教えを継いだ真教上人(一二三七〜一三一九年)の没後七百年を記念し、貴重な絵巻などで時宗の歴史を紹介する特別展「真教と時衆」が、藤沢市西富一の遊行(ゆぎょう)寺宝物館で開かれている。十月五日には横浜市中区の県立歴史博物館で並行して展示が始まる。両館とも十一月十日まで。

 遊行寺は時宗の総本山。一遍は「南無阿弥陀仏」と唱えれば、誰もが往生できると説き、諸国を巡って「踊り念仏」を行った。一遍亡き後、「時衆」と呼ばれた僧尼をまとめて教団として確立したのが真教。相模原市の当麻(たいま)山無量光(むりょうこう)寺を拠点にした。

 会期中、一遍の生涯を追った絵巻「一遍聖(ひじり)絵」(国宝)や二人の行状を描いた絵巻「遊行上人縁起絵」、真教の存命中につくられた坐像(ざぞう)など、国指定重要文化財を含む品々を入れ替えながら展示。縁起絵は多くの諸本が残っており、初の試みとして同じ場面をとらえた諸本を比べられるように並べて公開している。

 宝物館の遠山元浩館長は、遊行寺会場は一遍から真教に伝えられた時宗の流れが分かる「基礎編」、県博会場はそこから派生した美術が楽しめる「応用編」と説明。「発見を楽しんでほしい」と話す。関連行事も予定されている。

 開館日や入場料などは各館のホームページで確認できる。問い合わせは、遊行寺宝物館=電0466(22)2063、県立歴史博物館=電045(201)0926=へ。

  (吉岡潤)

 

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