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【神奈川】

江の島の人間愛の金メダル 五輪・セーリング、紙芝居でPR

紙芝居を制作した(右から)加藤さんと原田さん、演じ手の山下さん=藤沢市で

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 横浜市立大の加藤奈那華さん(20)と原田安美(あみ)さん(20)が、藤沢市江の島で開かれた1964年東京五輪ヨット(セーリング)競技の実話を基に「人間愛の金メダル」と題する紙芝居を制作した。江の島が再び五輪の舞台となる来年に向け、「素晴らしい話を知ってほしい」と声をそろえる。28日、秋葉台公園(同市遠藤)の藤沢市民まつり会場で上演される。 (吉岡潤)

 強風が吹く中、先頭集団にいたオーストラリア艇が転覆。後続のスウェーデン艇が順位争いを後回しにして救助する。レースに復帰したものの、11位にとどまったスウェーデンの兄弟ペアは「当たり前のことをしただけ」と笑顔で答える−というストーリーだ。

 藤沢育ちの加藤さんは、市が来年の東京五輪・パラリンピック開催を盛り上げようと結成した市民応援団「藤沢ビッグウェーブ」の一員。当時の新聞記事を読み、脚本を練った。作画を担当した原田さんは、自宅がある茅ケ崎市の海岸から江の島を眺めてイメージを固めた。

 「4年に1度の五輪で目指していたメダルを投げ出すのは勇気がいる。ザ・スポーツマン」と加藤さん。原田さんは「感動を伝えたいと思った」と語る。

 19日、藤沢市の商業施設のイベント会場で初公開した。同大OBで横浜紙芝居普及会の山下康さん(75)=横浜市=が街頭紙芝居歴23年の名調子で演じ上げた。

 加藤さんと同じく藤沢ビッグウェーブメンバーの山下さんは「今の五輪は商業主義。メダル獲得数がどうだとか、本来の姿と違う」と憂慮。平和や国際交流などをテーマにした紙芝居を企画し、後輩の学生と制作を続けている。

 藤沢市は、各イベントで上演を予定。問い合わせは、市東京オリンピック・パラリンピック開催準備室=電0466(50)2020=へ。

 

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