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【神奈川】

盲ろう者支援へ相談窓口 藤沢と横浜に県センター

内覧会で触手話を通じた相談業務を実演する「ゆりの会」メンバーら=横浜市中区で

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 視覚と聴覚の両方に障害がある人(盲ろう者)の相談に応じながら、支援する人材の育成も担う「県盲ろう者支援センター」が二十七日、藤沢市の県聴覚障害者福祉センター地下一階と、横浜市中区の県横浜合同庁舎二階にオープンする。盲ろう者支援に特化した窓口の設置は、東京都、兵庫県、鳥取県に続いて四カ所目。 (志村彰太)

 県の昨年の調査によると、県内に盲ろう者は五百二十八人いる一方、日常生活や外出時に移動や意思疎通を支援する「通訳・介助員」は三百六十八人。通訳・介助員を利用していない盲ろう者も多いが、これまでは相談態勢が整っておらず、当事者団体「県盲ろう者ゆりの会」が支援センターの設置を要望していた。

 同センターは、相談者の指を動かして点字を表現する「指点字」や、話し手の手話に触れて読み取る「触手話」など、相談者が望む手段で意思疎通する。悩みを聞いたり、行政の支援制度を紹介したりする。

 二十六日、横浜合同庁舎で関係者を招いた内覧会があった。首藤健治副知事は「盲ろう者は社会で活動する上で大きな障害があると感じている。センターが支援の発信拠点になれば」と話した。

 ゆりの会の川島朋亮(ともあき)会長は「盲ろう者は、情報の入手、普段のコミュニケーション、外出の三点で課題を抱えている。人間として自立して社会参加できるように、今後の支援センターの在り方を共に考えたい」と述べた。

 開所時間は、藤沢が火〜土曜、横浜が火〜金曜の、いずれも午前九〜十一時と午後一〜三時。面談は予約制。電話・ファクス=0466(90)5727=か、メール=moro-sodan@kanagawa-wad.jp=で、相談と面談予約を受け付ける。

 

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