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【神奈川】

地域に愛される店、これからも 横浜高島屋60周年 駅西口の発展リード

記念式典でテープカットをする(左から)青木店長、小柴俊雄さん、テツ子さん=横浜市西区で

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 戦後の横浜駅西口(横浜市西区)の発展を先導してきた横浜高島屋が、開業六十周年を迎えた。六十年前の開業日に訪れた夫婦を招いた記念式典では、店員らは歴史を振り返るとともに「横浜という街のブランドを形にするのが使命だ」と決意を新たにした。 (志村彰太)

 横浜高島屋は一九五九年十月一日に開業。同駅西口付近は戦前、米スタンダード石油の資材置き場で、戦後は米軍に接収された。五二年に接収が解除されると相模鉄道が土地を買い取り、当時、横浜進出を目指していた高島屋を誘致した。五六年に前進の「高島屋ストア」が開店。その後、周辺の開発が加速し「横浜高島屋は西口発展のパイオニア」と呼ばれたという。

 高島屋の社史によると、開業当初は地元商店の反対があり、「地域に溶け込む運営」を重要課題に掲げていた。青木和宏店長は、地域密着は伝統として受け継がれているといい「近隣の企業、学校と連携したイベントを開くなど、地域性を重視している」と話す。

 一日にあった記念式典には、六十年前に招待した新婚夫婦百五十組のうち、連絡が取れた元県職員の小柴俊雄さん(86)、テツ子さん(85)夫妻が来賓で訪れた。夫妻は「何もないところに大きな店ができたと感心していた」と当時を振り返り、新たな門出を共に祝った親近感から今も頻繁に店を利用するという。

 同店は正面入り口に記念の飾り付けをし、独自に作成した曲「LOVE YOKOHAMA」を店内で流して客を迎える。横浜の地名や街の様子を描写した曲で、動画投稿サイト「ユーチューブ」にも掲載。歌詞の原案を作った青木店長は「横浜への感謝と未来に向かって進む意味を込めた。これからも地域に愛される店にしていく」と話した。

 

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