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【神奈川】

箱根山噴火警戒 レベル1に下げ 大涌谷周辺 規制解除へ準備

会見する山口町長=箱根町で

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 箱根山の噴火警戒レベルが最低の1(活火山であることに留意)に引き下げられた七日、地元では歓迎の声が上がり、箱根町は想定火口域のある大涌谷周辺の立ち入り規制(半径四百四十〜五百三十メートル)の解除に向けた準備を始めた。町など関係機関でつくる箱根山火山防災協議会は十一日に幹事会を開き、規制解除のスケジュールを決める。

 「レベル引き下げでひとまず安心」と話すのは、大涌谷の商店主。五月十九日に噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられ、周辺は一般の立ち入りが規制され、五カ月近く収入が途絶えていた。「従業員一人一人事情は異なるが、大半はすぐに戻れると言ってくれている。安全を確認できれば店を再開したい」と意気込んだ。

 山口昇士町長は記者会見を開き、「ようやく大涌谷への立ち入りを再開できる見通しが立った。規制区域の安全を点検し、準備を進める」と述べた。

 二〇一五年六月末に箱根山がごく小規模の噴火をした際は、同年十一月にレベル1に引き下げられた後も火山ガスが活発で、観光客が大涌谷へ行けるようになったのは翌一六年七月。しかし、今年の火山活動による火山ガス濃度は、レベル2になった五月の前後で変わらず、現在もほぼ同じ。このため町は、規制解除は紅葉シーズンに間に合う可能性が高いとみている。

 また、山口町長は、一五年六月のごく小規模の噴火後、箱根山のレベル引き下げ基準が厳しくなったことについて「大涌谷に商業施設があり、人家も近いという特有の事情は理解できるが、基準が少し厳しい」と話し、見直しを求めていく意向を示した。(西岡聖雄)

 

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