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【神奈川】

防災情報、毎日お届け 横浜にコミュニティーラジオ マリンFM86.1 8月開局

生放送中のスタジオを紹介する笹原さん=横浜市中区で

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 横浜市中区を主な聴取エリアとするコミュニティーラジオ局「マリンFM」(八六・一メガヘルツ)が開局した。東日本大震災でコミュニティーFMの重要性を知り、地域のつながりを深め、豪雨や地震などの災害に備えるための情報を届けようと、有志が準備を始めてから七年。笹原延介社長(53)は「ようやくスタート地点に立った。長く続け、頼られるメディアになる」と決意を語った。 (志村彰太)

 スタジオは、コミュニティーカフェ「ホンモクベース」(中区本牧町)の一角に設けた。今月末に新港ふ頭(同区新港)に開業する「横浜ハンマーヘッド」など区内二カ所にサテライトスタジオを設置。西、南、磯子各区の一部でも受信でき、スマートフォンのアプリを使えば全国で聴ける。

 地域に密着した情報発信の一つとして、重視するのが防災情報。中区役所と情報共有のため協定を結び、八月二十六日の開局以来、区から情報を得て避難所の場所や非常時の備えなどを伝える番組「防災インフォメーション」を毎日、定期的に放送している。

 早くも本領発揮したのが九月九日に関東に上陸し、横浜市も大きな被害を受けた台風15号。避難勧告や避難所開設の情報を届け、聴いた人から「役に立った」といった感謝の声が寄せられたという。

 また、横浜にまつわる曲を独自に選んだ「マリンセレクトミュージック」や、区内のイベントや祭りの情報も発信。日ごろから住民同士の交流を深める番組作りを心掛けている。

 もともと音楽制作会社を経営していた笹原さん。東日本大震災で被災者への情報伝達に力を発揮した、コミュニティーFMが中区にないと知り「自分たちでつくろう」と決意。免許取得など準備を進めつつ、イベント時に免許が不要なミニFMを開設するなどして運営ノウハウを学んできた。

 開局時のスタッフは三十人。プロの司会者と声優のほか、近所の大学生や商店主らが、進行、編集、取材に携わる。運営費は企業のCMだけでなく、募集している「サポーター」の年会費(一口五千円)で賄い、番組制作の過程も地域密着。「地域の皆でつくるメディアを目指している」と意気込む。詳細はマリンFMのホームページで。

 

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