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【神奈川】

<ラグビーW杯 頑張れ!ワラビーズ> 小田原の漁師、食で応援

ワラビーズも味わった新鮮な魚を手にする高橋組合長(右)ら=小田原市で

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 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、一次リーグを突破、決勝トーナメント(8強)進出を決めた豪州代表のワラビーズ。五大会ぶりの優勝を目指すチームが事前キャンプをした小田原市には、食を通じて選手たちを支えた人たちがいた。

 「その日の朝の取れたてを、自信を持って提供した」。相模湾に面する小田原漁港。市漁業協同組合の高橋征人(まさと)組合長(76)が、力強く語る。

 漁業は小田原を代表する産業の一つ。南半球の地からやってきた選手らに小田原の海の幸を堪能してもらおうと、漁協は市の依頼を受けて九月の事前キャンプ期間中に二日間、イナダ、ホンガマス、ヘダイ、カツオの四種計四十キロを滞在先のホテルに運んだ。海岸沿いに仕掛けた漁協の定置網で取れた魚のうち、火を通すのに適しているなど調理しやすく、鮮度が落ちるのが遅い魚を中心に選んだ。

 高橋組合長は「相模湾ならどこでも取れる魚はほぼ一緒だが『小田原の魚は脂が乗っていておいしい』と評価が高い」と胸を張る。ワラビーズが滞在したホテルによると、提供された魚はお造りやすしにして味わってもらい、すぐに完食となる好評ぶりで、選手たちは「おいしい」と喜んでいたという。

 「小田原の魚のおいしさを知ってもらい、少しでも力になれたならうれしい」と高橋組合長。漁協にはキャンプ後、お礼の品としてワラビーズの選手たちのサインが入ったラグビーボールが贈られたという。「小田原でキャンプを張ったのも何かの縁。食でチームと関わっただけに、身内の感覚で応援したい」。小田原の海の恵みが、ワラビーズの活躍を後押しすることを願っている。 (曽田晋太郎)

 

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