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【神奈川】

台風19号 膨大な土砂で捜索難航 相模原の民家に流入 夫婦不明

 県内にも甚大な被害をもたらした台風19号による不明者の捜索は十六日も続けられたが、同日夕までに三人を発見することはできなかった。県のまとめで新たな負傷者が確認されたほか、道路の寸断などで一部の学校で休校が続くなど、影響は今も続いている。 (志村彰太、土屋晴康)

 土砂が民家に流入し、六十代の夫婦の行方が依然としてわかっていない相模原市緑区牧野の土砂崩れ現場。同市の消防隊員に加え、厚木市や大和市、海老名市などの周辺自治体から応援の隊員が駆けつけた。県警や自衛隊を含め最大で百八人が、夜間もライトで照らしながら二十四時間態勢で活動を続けている。

 隊員たちはスコップなど手作業で土砂の除去を進めているが、膨大な土砂と雨による泥に覆われ、捜索は難航している。台風による大雨で、現場周辺の地盤が弱くなっている可能性があり、二次災害を防ぐため、斜面の状況を注意しながら、慎重に活動せざるを得ないという。

 川崎市沖で停泊中のパナマ船籍の貨物船が沈没した事故では、ベトナム国籍の男性(41)が行方不明のまま。第三管区海上保安本部の巡視艇二隻やヘリ一機が海上の捜索を続けた。同船からは燃料の重油が漏れ出し、油膜や油が付着したゴミが横須賀市や千葉県富津市の海岸に漂着した。漁業などへの影響が懸念されるため、同本部などが回収作業に当たっている。県内では死者が十四人、行方不明者が三人となっている。

◆軽傷者33人に 県、被害まとめ

 県は十六日、台風19号の被害について、軽傷者が新たに川崎市で三人確認され、三十三人になったと発表した。

 建物被害でも松田町で新たに三棟が半壊したことが確認されたという。このため、全壊は相模原市八棟、半壊は横浜市などで十四棟、一部破損は二百七十九棟など被害棟数は計四百九十八棟になった。

 城山ダム(相模原市緑区)の緊急放流に伴い、下流の相模川で護岸が一部破損したことが新たに判明。河川設備の被害は八十件だった。

 公立学校は、道路の寸断で通学バスが通れなくなった県立津久井養護学校が前日に引き続き休校。ほかに、相模原市立小中学校と箱根町立中学校計九校が休校となった。

 

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