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【神奈川】

いじめ認知2万6222件 昨年度、26.7%増で4年連続の最多

 県教育委員会は十七日、昨年度に公立(国立を除く)と私立の小中学校、高校、特別支援学校計千七百八十三校で発生したいじめや暴力行為など件数の集計を発表した。いじめ認知件数は前年度比26・7%増の二万六千二百二十二件で、四年連続で過去最多を更新した。暴力行為は同6・6%増の計一万三百四十七件。

 公立校のいじめは、小学校の増加が大半を占め、前年度比四千四百七十五件増えた。地域別では平塚市や秦野市などの「中地域」が五千八百二十四件で最多、横浜市が五千五百四十六件と続いた。児童・生徒千人当たりの件数では中地域は横浜の六倍超。県教委は「市町教委がいじめを幅広く捉えているため」と分析している。

 児童・生徒の生命や財産に深刻な影響が出るなどした「重大事態」は二十一件(前年度比三件減)。三カ月以上、被害児童・生徒が苦痛を感じなくなったなどと定義する「解消率」は今年七月時点で92・3%だった。

 私立校のいじめは、高校の増加数が最も多く五百件(同三百八十九件増)。重大事態はゼロだった。

 公私立合わせた不登校は一万六千五百五十一人(同千二百二十三人増)で、私立高を除く全ての校種で増加した。県教委は「無理に登校させなくて良い、という周囲の意識の変化が原因」としている。

 いじめ、暴力行為ともに小学三、四年の低年齢層で増加が顕著といい、県教委は「集団の中で振る舞う経験が不足している子が増えている。自分の意思の表し方や感情の制御の仕方を重点的に指導することが大事だ」と指摘した。(志村彰太)

 

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