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【神奈川】

市民の輪 広げ10周年 鎌倉の「鎌人いち場」 あす開催、175団体が出店

鎌人いち場のちらしを手に、来場を呼び掛ける一木さん(右)と鶴羽さん=鎌倉市で

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 鎌倉市民を中心に出店し、飲食や物販だけでなく、住民同士の情報交換や交流を目指したイベント「鎌人(かまんど)いち場」が、10周年を迎えた。春と秋の年2回、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区で開催し、20日で21回。「まちづくりのために」と積み重ねた場は、着実に人の輪を広げている。 (北爪三記)

 「いつの間にか10周年!」。今回の鎌人いち場のちらしには、運営に当たる実行委員らの実感が添えられている。

 イベントは、「NPOセンター鎌倉」(御成町)の十周年記念事業をきっかけに、二〇〇九年七月にスタート。当初から関わる実行委員の一人、一木千恵子さん(68)は「メンバーで話し合って三本柱の理念を決めたんです」と振り返る。

 それが、「そこに行ったらみんないる!つながる ひろがる!コミュニティーマーケット」「参加者主体の場」「鎌倉を愛し地域に根ざした未来創りに貢献する」。今も変わらず、しっかりとちらしに明記されている。

 イベントは、市民らが取り組む地域・社会活動を紹介する「知る場」やワークショップなどから成る「交わる場」、地元産品などを販売する「売る場」、飲食店が料理を出す「食べる場」に分かれ、今回は百七十五団体が出店する。中でも、約三十団体が出る「知る場」は、プラスチックごみの削減や映画の仕組み、ミャンマーの医療支援、食を通した居場所づくりなど、テーマは多彩だ。

 今年五月から実行委員に加わった鶴羽淳(つるはじゅん)さん(49)は、もともと「知る場」の出店者だった。五、六年前に初めて参加した際は、勤務する保険会社の仕事を押し出しがちだったというが、「楽しくて、地元の人たちとつながりを持てるきっかけにもなり、とけこみながらやろうと思うようになった」と話す。今回は、イベントを通じてできたつながりを生かし、歯科衛生士と一緒に「チーム未病!」として出店。予防歯科と乳がん検診の啓発をする。

 一木さんは「出会いがある、というのがいい。つながりが大きくなれば、コラボレーションも広がり、いいまちになっていくんじゃないかと思う。理念を外れずに、ずっと続けていけたら」と話す。

 当日は午前九時〜午後四時、入場無料。問い合わせは実行委事務局=電090(3313)3362=へ。

 

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