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【神奈川】

台風19号上陸から1週間 箱根の降水量 史上最多

 東日本に豪雨をもたらした台風19号は十九日で上陸から一週間を迎える。被害が大きかった箱根町や相模原市緑区など県西部では、気象庁の四つの観測地点が観測史上最多の降水量を記録していた。中でも箱根町では十二日夜までの二十四時間降水量が九四二・五ミリを記録し、全国の最多記録を大幅に更新した。 (福浦未乃理)

 気象庁が一九七六年から残している全国統計で、最多の二十四時間降水量を記録した箱根町。十月の平均雨量は三三四・三ミリで、この約三倍もの雨が、わずか二十四時間で降っていた計算になる。

 各地で土砂崩れなどが起き、箱根登山鉄道の箱根湯本−強羅間で橋脚が流されて不通になり、復旧の見込みは立っていない。国道138号の宮城野付近や山間部の複数の路線で通行止めになるなど深刻な被害が続く。

 土砂崩れによる死者、行方不明者の出た相模原市緑区では、相模湖の観測地点が過去最多の六〇四・五ミリを記録した。下流にある城山ダムでは十二日午後九時半から約四時間の緊急放流を行い、流域の住民が避難する事態となった。

 このほか、山北町にある丹沢湖の五二七ミリ、相模原市中央区の三七一ミリも、現地のこれまでの最多記録を更新した。県内には、ほかに七カ所の観測所があり、いずれも過去最高にはならなかったが、一五〇・五〜二六五・五ミリの二十四時間降水量を記録した。

 気象庁とは別に、県は独自に観測所を置いている。このうち、キャンプ場を経営する男性(82)が行方不明になり、川で遺体で発見された同市緑区の青根地区にある観測所は十二日の一日間の降水量が六六五ミリだった。一人が死亡し、六十代夫婦が行方不明になった牧野(まぎの)地区にある観測所は二八一ミリだった。

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