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【神奈川】

若い力で清川村活性 相模女子大生らレシピ考案

岩沢村長(左から2人目)らを交え、試作したジェラートの改善点を話し合う学生たち=いずれも清川村で

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 清川村の活性化を後押ししようと、相模女子大と同短期大学部(相模原市南区)の学生が、新たな特産品作りに協力している。開発しているのは地元の食材を使ったジェラートとソーセージ。11月3、4日の学園祭で販売した後、順次村内で売り出す。村の担当者は「若者の感性を生かした特産品を通じ、村への関心を呼び起こしたい」と期待を寄せる。 (曽田晋太郎)

◆来月の学園祭から順次販売

 特産品開発は村の地域活性化事業の一環で、産学官連携に取り組む大学に村が協力を依頼した。学生は一〜三年の四十人が参加し、八月から試作に取りかかった。六班に分かれ、このうち二つの班はサツマイモやリンゴなどを使ったジェラートのレシピを、四つの班は特産の豚肉「恵水(めぐみ)ポーク」を用いたソーセージのレシピをそれぞれ考えた。

サツマイモを使ったジェラートを試作する学生

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 試作作業が大詰めを迎えた九月中旬、三年生七人の班が考案したサツマイモを使ったジェラートの試食会が村内で開かれた。

 バターや砂糖の配合を変えた三種類のレシピを考えていた。試作品を見た岩沢吉美村長は「工夫を凝らしたレシピを考えてくれてありがたい。やる気がすごく伝わってくる」とほおを緩めた。村内で営業するイタリアンレストランのオーナーシェフ稲葉智美さん(35)も「味はおいしい」と評価しつつ「作る上での作業効率を良くする方法を詰め直さないといけない」と、さらなる工夫を促した。

 班員の藤城広香さん(21)は「おいしいだけでなく、また食べたいと思ってもらえるようなレシピにしたい」と改良を誓った。

 このほか学生は、ほうじ茶やリンゴ、ごまを使ったジェラートや、さんしょうやトマト、バジル、梅干しなどで味付けしたソーセージを考案。十一月の学園祭では、販売と同時に人気投票を実施し、今後の商品化に向けた参考にする。ジェラートは学園祭後、稲葉さんのレストランや村内の道の駅で、ソーセージは来年四月に道の駅で売り出す計画だ。

 村は徐々に販路を拡大したい考え。産業観光課の担当者は「市場を広げ、地元産食材の生産の活性化に結び付けたい」と地域経済の振興を見据える。学生の会員制交流サイト(SNS)などでの情報発信にも期待を寄せ、「将来的な交流、定住人口の増加につながってくれれば」と願っている。

 

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